Dr.Web for Unix ver. 6 以降でエラーが出にくくなった

久しぶり過ぎて はてな ダイアリーの書き方をほとんど忘れてますが、皆様、お元気でしょうか?

さてタイトルの通りなのですが、Dr.Web for Unix の ver. 6 にそろそろ入れ替えないと… な状況のサーバをウチの若手が対応してくれました。その際に気づいたことがあります。

顕著なのはメールサーバなのですが、ver. 5 まではパターンの更新処理後に以下のようなメールが管理者宛に届くことが多々ありました。

メールシステム管理者様

以下のメッセージはアンチウイルスによって検査できないオブジェクトが
含まれていましたが、配送はされております:

送信者   = anonymous@xxx.example.jp
受信者   = drweb@xxx.example.jp
件 名   = Cron /opt/drweb/update.pl

メッセージは以下のレコード名でアーカイブに保存されました:
drweb/drweb.quarantine.fbblQi

実際にはパターンファイルの更新後の再ロード処理に時間が掛かり、デフォルトの 30秒で再ロードし切れなかった(検査処理を再開できなかった)際のエラー通知であり、メールは再送されたりキューから再配送されたり、で問題ないのですが、決して良い状態ではありませんでした。

で、これが ver. 6 では来なくなりました! で、ログを見てみたところ以下の 2つの工夫(?)がなされたようです。

  1. ある条件下では *today.vdb ファイルだけを再ロードする
  2. 全パターンファイル(*.vdb)を再ロードする場合も検査リクエストを保留しない

他社製品では当たり前の処理かもしれませんが、Dr.Web もようやく上記のような処理が出来るようになったんだなぁ… としみじみとしてしまいました。